だけどね、安心したし、 温かい気持ちに包まれたんだ。 だってドキドキしてるのは、身体に伝わる胸の鼓動は、あたしだけのものじゃなかったから。 青葉もドキドキしてくれてたんでしょ……? 「おーい流、それくらいにしとけよー」 類くんの声が聞こえて、あたしたちは反射的に身体を離した。 にこにことあたし達を見る類くん。