無愛想な彼に胸キュン中





顔を逸らされて、あたしは心を揺さぶられた。



うるさい、って……?




あたしの気持ちを、
一生懸命伝えたっていうのに……。




「……い」



「え?」



「もういい!」




自分勝手にあたしの気持ちを振り回して、自分は一言で片づける気?



そんなの納得いかないし、フェアじゃない!



それに、告白をなかったことになんてされたらさ、いくらなんでも傷つくよ……。




「青葉なんかキライ!もう知らない!」



「はっ?ちょっ、待てよ!」




走っていこうとしたあたしの腕を、青葉が掴んだ。