「お前の本性は全部調べたから☆今さら言い逃れなんてできないよー」
類くんはにこにこした笑顔に似合わないセリフを吐いた。
「くそっ、お前ら……」
それよりびっくりしたのは
椎木くんの変わりよう。
今までの優しい椎木くんなんていなくて、
鋭い瞳で2人をにらみつけた。
「どういうことだよ!お前らなんなんだよ!こんなことして最低だ!」
「最低なのはお前だろ」
低い声。青葉が今までにないくらい冷たい瞳を椎木くんに向けた。
「お前のせいでたくさんの人が傷ついてるのがわからない?」
「そんなの騙される女が悪いんだろ」

