「……お前、そんなに食えんの?」 目の前で大盛の焼きそばを食べる、 メイド姿の三枝を呆れた顔で見る。 「うん、大丈夫。あたし結構食べるからっ」 「ふーん……」 「その……ありがと」 「……あぁ」 照れくさそうに俺を見た三枝を、 仮設のテーブルに頬杖をついて眺める。 細いのに、 どこにこんなに食べる力があるんだか。 ってか、かなりおいしそうに食うな。