「み・お♪」



「な・が・れ☆」



あたしたちのまわりには人が集まっていて、
唯はあたし。


茶髪の男の子が青葉を見てニヤニヤしてる。



―――え。



「もしかして、見てた?」



「ばーっちり見てた」



にっこりと微笑む唯。



うそ……。かぁぁと頬が赤く染まる。




全部見てたのかな?
恥ずかしすぎるんだけど!



女の子達からも睨まれてるし、最悪。




「なにこれ!なにこれー?どうなってなんだよっ」



「うざい類……」



類と呼ばれる茶髪の男の子は、
しかめっ面の青葉をからかってる。