「青葉のこと、スキになっちゃった?」 「っ違う!あたしが好きなのは……」 “椎木くんだもん” 「「キャー青葉くーん!!」」 あたしの声は、 女の子たちの悲鳴にかき消された。 ――違う。かき消されてなんかない。 言えなかった。言葉が出なかった。 あたしが好きなのは、椎木くんでしょ? だったらなんで――……。 なに、このもやもや。 「うわ、ヤバくね?三枝のメイド服」 「似合いすぎ。マジ好きになるかも」 そんな声が聞こえたかと思ったら、 男の子が2人あたしの前に歩いてきた。