え……。 なにこの反応。予想外。 「三枝……?」 「いきなり現れてあたしをかばったかと思ったら気を失うし、怪我してるし……っ。人が散々心配してたっていうのに!なに平気な顔してんのよっ!ふざけないでっ!!」 ポカポカと俺の胸を叩く三枝。 どうしたらいいかわからず戸惑う俺。 どうしようか。これは、謝るべきか? 「……三枝、ごめんって」 「ごめんで済んだら警察いらない!」 「なに子どもみたいなこと言ってんだよ」 「だって。……っ!」 俺を叩く手を握って、 涙を流す三枝を見つめる。