無愛想な彼に胸キュン中





校舎から出てきた先生が担架を持ってきて、
慎重に青葉を乗せる。


担架で運ばれる青葉のあとを追って、
泣きじゃくりながらあたしもついて行く。




苦しそうな青葉に、
あたしはただただ涙がこぼれた。



どうして、どうしてこんなことに……っ!




「青葉っ、大丈夫?」



「…………」



「青葉ーっ」



何度も呼びかけても青葉からの返事はなくて。



先生達はそのまま、青葉を保健室に運んだ。