―及川 輝一―
初音のチョイスはいつも外れがない。今日のレストランもそうだ。嫁さんも大喜びで、甲斐先輩は嫁さんの食事作りの参考にもなったらしい。常連になりそうだとも言ってたしな。
運転も嫁さんを気遣ってたし。さすが俺の嫁さんだ。
デザートはカートに何種類も乗せられてバイキングのようだった。初音が手配したんだろう。二人して別席に移動して、食後のデザートを楽しむようだ。ふと店員に耳打ちするように話すと、店員がコーヒーと共に灰皿を運んできた。
「参ったね…秘書としても女性としても彼女、完璧じゃないか。僕はああはなれないよ」
「井原先輩も形無しっすか?」
「大した秘書だね、輝一の奥さんは」
「当たり前っすよ」
「リアも…かなり気に入ったらしいな」
「リアちゃん、征志郎に軟禁されてから女の子と接する機会なかったし、一人っ子だからね。お姉さんには憧れるだろ」
甲斐甲斐しく世話を焼きながら、初音は穏やかに笑っていた。
初音のチョイスはいつも外れがない。今日のレストランもそうだ。嫁さんも大喜びで、甲斐先輩は嫁さんの食事作りの参考にもなったらしい。常連になりそうだとも言ってたしな。
運転も嫁さんを気遣ってたし。さすが俺の嫁さんだ。
デザートはカートに何種類も乗せられてバイキングのようだった。初音が手配したんだろう。二人して別席に移動して、食後のデザートを楽しむようだ。ふと店員に耳打ちするように話すと、店員がコーヒーと共に灰皿を運んできた。
「参ったね…秘書としても女性としても彼女、完璧じゃないか。僕はああはなれないよ」
「井原先輩も形無しっすか?」
「大した秘書だね、輝一の奥さんは」
「当たり前っすよ」
「リアも…かなり気に入ったらしいな」
「リアちゃん、征志郎に軟禁されてから女の子と接する機会なかったし、一人っ子だからね。お姉さんには憧れるだろ」
甲斐甲斐しく世話を焼きながら、初音は穏やかに笑っていた。

