We are somehow connected with each other.

―甲斐 征志郎―

東雲は本当にリアをよく気遣ってくれる。ランチの店の選定もそうだが、運転中もリアが酔わないようにと細心の注意を払っている。何度かバックミラー越しにリアの様子を窺う。
リアはこの短時間で東雲に実姉と接するように話す。東雲も可愛い妹を労るように、リアに対しては口調を変えた。
嬉しそうにメアドを交換した話や離れていた時の話をするリアは、一緒に生活するようになって初めて見せる顔だった。輝一・東雲夫妻とは長い付き合いになりそうだな。

自然食や妊婦、アレルギーを持つもの向けのレストランは俺にとってもいい勉強の場だった。リアの食事には気を遣っているが、やはり限界がある。こういう店の存在は非常に有り難い。ここは比較的自宅からも近く、リアの好きそうなデザートも豊富。

「おぃし~♪」

リアも嬉しそうで食がよく進むのを見るのも久しぶりだ。
もっと早く会わせてやりたかったが…全く…東雲には感謝、だな。