「そうだな。
俺は去年、5日間の昼食はゼリー飲料だった。
だから実質1分だ。
あれは…毎日同じものだと飽きるから、今年は毎日違う味のもので行きたい。」
聖也先輩、去年はそんな事までしてたんだ…
知らなかった。
「だがそれは、去年の俺が会長だったからだ。
一年生はちゃんと食べれるように。
二年生は…ゼリー飲料だろうな。
弥、ゼリー飲料の場合は1分でも構わないと規則に追加してくれ。」
「そうですね…書き足します。
光唆君、沙羅ちゃん、美味しいのがあったら教えて下さい。」
こんな時にでも爽やかな弥先輩は、凄いとしか言い様がなかった。
「来週から死ぬ程忙しいですから、くれぐれも今は程々に。
華羅のペースで2週間も働くと死にますよ。」
「追加で。
睡眠時間は最低4時間は取れ。
特に前日は舞台があるから6時間は寝ろ。」
弥先輩も聖也先輩も、発言が怖すぎです。
でも、これからこんな事言ってる暇もないんだよね…
一瞬、目眩がしたけど、なんとか自分を奮いたたせた。
さて、華羅お姉ちゃんが起きるまでにいっぱい仕事しなきゃ。
あくまで程々にだけど。



