「へぇ。なんか、面白そうな奴だな。」



・・・・・・・ん?


なんか、ハルの瞳が一瞬輝いたような?

ニヤリと口元が笑ってるような?





・・・・・・・・・・・んー・・・・・・


気のせいかな。






まぁ、とりあえず。


怖いから行こう。

うん。






俺がのそのそと石原の方に行けば、


「ついて来い。」



さっさと先を歩き始めた。





・・・・・・・・俺、先輩なんだけど。


敬語とか、しなわけ?


なんて思いつつも、素直について行く。




石原が俺んとこ来るなんて、

羽依のこと以外にありえないって思うから。


















ついたところは、人気のない体育館裏。



石原はそこで立ち止まると、俺の方を、真っ直ぐに見た。





「羽依のことで、聞きたいことがある。」



石原は、真剣な面持ちで、話を切り出した。






「三木。お前、羽依とのことは、お遊び、じゃねぇよな?」