へへ。

なんか照れちゃうや。




「私、羽依のこと本当に大好きだから。嫌な事とかあったら言えよ?」


「うん!ありがと茜!」




私はニコニコと笑いながら、卵焼きを口に放り込んだ。


















「羽依ー!三木先輩が呼んでるー」



突然、クラスメイトが私に呼びかけた。





「三木先輩が?今行く!」


私は勢いよく立ち上がった。



「私も行く。」


茜もスッと立ち上がった。




「え?茜も?」


「うん。挨拶しときたいから。・・・駄目か?」


「そんなことないよ!じゃ、行こっ!」








私と茜は、食べ途中のお弁当箱の蓋を閉め、教室のドアへ行った。


三木先輩は、うつらうつらしていたけど、私を見ると、ふにゃっと笑顔を見せてくれた。




茜は、黙ってそれを見ていた。



私はもちろん、その笑顔にノックアウトされて、顔を真っ赤にしてたんだけど。