天然王子様に振り回されて

「瑞穂にだけ・・・その意味を知ってほしかったから。」



ドクンッ




心臓が、おかしな音をたてた。





「どういう、意味?」







お父さんは、私をしっかりと見て、言った。




「桜草の花言葉は、色々あるらしいけど。

私が知っているのはこれだけだ。


"長続きする愛情"。」









長続きする、愛情・・・・・・






私も、お父さんを真っ直ぐに見た。




お父さんは、優しく優しく微笑んで。


穏やかな声で言った。





「ここは、私の店だからね。

私らしい名前にしたかったんだ。


そうしたら、偶然知ってね。

桜草のことを。



ピッタリだと思ったよ。




・・・私の愛情は、嫌ってくらい長続きするから。」








―――なんとなく。



なんとなくだけど、分かっっちゃった。







「お父さんは・・・まだ、お母さんが好きなんだね?」