《次の日、学校》

案外、いじめは始まっていた。

慣れてるけど、入学早々、いじめとは、やることが幼稚すぎる。

女1「あれ〜。西条さん。昨日一緒にいた、イケメン五人に捨てられたの?」

姫華「あなた方の想像にお任せします。」

女2「馬鹿なのね。あなたは、ブスにイケメンがくいつくなんて、お金以外考えられないじゃない。」

姫華「あいつら、全員財閥の息子なのに、金に困ってたんだ。」

女達「えっ!」

姫華「知らなかったの?苗字で気づくでしょ?」

女3「あなた、何様のつもり?生意気なのよ。」

姫華「好きなだけ言ってればいいじゃないですか。嫌いなのは嫌いって。当たり前の事なんですから。」

女1「なんであなたみたいな庶民がこんな、大金持ちしか、入れない、学校に入れてるのかしら?それも、学年1位なんですよね?」

姫華「みなさん、知らないようなので言っておきます。この学園は私のお爺様が管理しています。」

女2「まさか、西条財閥の娘?ないない。だって、西条財閥の娘は髪は金髪で、顔はベビーフェイスの超がつくほどの美少女のはず。あなたみたいに、黒髪で顔は前髪で隠してるなんてありえない。」

姫華「そうですね。」

私は、ウィッグをはずした。

女達「えっ!」


理事長「姫華。やっぱり、そっちの方がいい。」

姫華「お爺様、ありがとうございます。でも、髪の色が校則違反になるので、ウィッグを被っておきます。」

理事長「構わんよ。そのままで。地毛申請してくれれば。」

姫華「めんどくさいのでいいです。」

理事長「ルイ達にやらせればいいじゃないか、なんたって、あいつら、姫華の執事なんだからな。」

ルイ「かしこまりました。」