《マッサージ室》

晃一「珍しいですね。姫からマッサージのご要望があるとは。」

姫華「ちょっと疲れてるの。」

晃一「だから、アロマの部屋だったんですね。」

姫華「癒しのやつ、お願い。」

晃一「はい。」

晃一は、ゆっくりおしていく。

姫華「眠い。終わったら、起こして。」

晃一「はい。」



《晃一SIDE》

姫は、いつもなら、嫌がって逃げ出すのにそんな要素、今日はなく、しかもマッサージ中に寝てしまうとは、よっぽど疲れていらっしゃるのですね。

姫の寝顔は相変わらず幼い。
姫はかなりのベビーフェイスで肌もすべすべ、髪は金髪で、目は紺に近い海のような青。クウォーターだからなのかな。

それに、姫は地毛申請をしたから、西条財閥の娘ってことが、わかってみんな媚を売ってきてるもんね。多分、俺たち目当てだけど、そんなのも姫の負担になってるんだよね。

晃一「姫、終わりましたよ。」

姫華「(爆睡)」

晃一「翼。いるのなら、姫を部屋まで運んでください。」

翼「はいよ。」