「おっはよー!誠!」
「徹、テンション高い。」
「逆になんでそんな誠はテンション低いわけ!?」
「こっちは寝起きなんだよ…、」
「誠、朝弱いもんな!」
「徹、真面目にうるさい。」
「えぇ!?奏多まで!?ひどくね!?え?!」
しばらくしたら、隣の部屋から元気な声がきこえてきた。
と、同時に、
「紗葉ちゃああああああああああああああん!!」
「紗葉ちゃん、おはよ♪」
真奈ちゃんと恵ちゃんが私の病室に来てくれた。
「真奈ちゃん、恵ちゃんおはよ。」
「おっはよおおおおおおおおお!」
「ごめんねー、真奈うるさくて。こいついっつも朝こんなんなのよー。うざかったら殴っていいからね。」
「ふは、殴るって…」
恵ちゃんの真奈ちゃんへの扱いは貶し愛?
いや、面白いからいいけど。
「いやん。恵ったらー、殴るとかいって私に触りたいだけなんじゃ、な・い・の♪」
「うざ。」
「え、ちょ、待って。真顔で言わないで。待って。ツンデレか!?待て。いや、それはそれで萌えるが…」
「きも。」
「ねぇ待ってよ!恵!そんな2文字で私の傷をえぐらないで!いやん!」
「…紗葉ちゃん、こいつ早起きするとこうなるの。違うんだよ、あっち系に目覚めてないからね。いつも早起きするとこうなっちゃうだけなんだよ!」
「そ、そうなんだ…」
「あら、紗葉ちゃんも恵が好きなの?あんらー、私失恋ー。」
「真奈。真面目に黙れ。」
そういって真奈ちゃんの前で手を叩く恵ちゃん。
「はっ!おはよ、恵!」
その瞬間真奈ちゃんの目が変わった。
「え、今ので目が覚めたの…?」
「え、あ、うん、こういうやつなの。」
「おはようございます!寝ぼけてました!」
ビシッと敬礼する真奈ちゃん。
…いまだに真奈ちゃんの言動が謎の時がある。