「恵は普段は優しいお姉ちゃん系らしいけど怒ると地元のヤンキー並みに怖いんだよ。」
コソッと彼が教えてくれる。
なるほど。
「よろしい。今回は許してあげる。次言ったら…わかるよね?」
恵ちゃんが黒い笑みを浮かべる。
あの…私背筋がブルブルしてきました。
「恵様、わかりました!すみませんでした!申し訳ございません!」
もはや土下座の勢いの真奈ちゃん。
「さて、何の話だったかしら?あ、制服ね!そうそう。紗葉ちゃん、じゃあ制服でいい?」
「あ、うん…」
微笑む恵ちゃんはいつもの恵ちゃんだった。
…隣にいる真奈ちゃんは涙目ですが。


