「まぁ、いいや。ささ、紗葉ちゃん、ベッドへどぞ。」
「え、あ、じゃあすいません、使わせていただきます。」
ぺこりと彼にお辞儀してベッドに座った。
あ、彼のにおいがする…
なんか恥ずかしい…
「紗葉ちゃん?顔赤いよ?暑い?」
「いえいえいえいえいえいえ!断じてそんなことはありません!」
顔が赤いのは照明のせいであって、恥ずかしいとか照れてるとかそんなことはない…はず!
「紗葉ちゃんはさ、明日どんな格好でくる?」
そうきいたのは恵ちゃん。
「へ?あ、どんな格好にしよう…」
考えてなかった…
「決まってないんじゃ、あたしの制服貸そうか??どうせ文化祭中はメイド服だし。」
「え、いいの?」
「うん。うちの学校文化祭の日だけ制服レンタルやってるし。他校の子とか普通に着てるよ??」
…そんな制服をレンタル出来る学校あるんですか。


