キミと出会えた奇跡







「…ごめん。ちょっと1人にさせて。」








この雰囲気と彼の視線に耐えられなくて、






気づいたらそう言ってた。






「…わかった。じゃあ俺リハビリ行ってくる。」






「あ、明日退院だった…よね。」






「うん、もしさ1人になって落ち着いて気が向いたら俺の病室きてくれない?文化祭のことで真奈たちが来るしさ。」







「…わかった。」






「じゃあ行ってくる!」






いつもの人懐っこい笑顔を見せて彼は病室を出て行った。