「もうあと少しだ。…半年。長くて1年てとこだろう。」 「…」 先生が言いたいことわかるよ。 嫌でもわかるよ。 何年この環境にいたと思ってるの。 「だからしたいことをしてきなさい。残りの時間生きたいように生きなさい。先生も出来る限りのことはするから。明日楽しんでおいで。」 「はい…ありがとうございました…」 そう言って私は診察室を出た。 きっと私は無表情って言葉がぴったりな表情をしてたと思う。