お母さんは15%もあるんだから!って泣きながら笑った。








…泣きながら言われても納得いくわけないじゃん。









『わかった…15%にはいるよね。私、生きてるよね。』







『おう、大丈夫だ。紗葉なら大丈夫だ。きっと、いや、絶対治るさ。』








『…うん』








お父さんの言葉に心から頷けなかった。








15%ってことは、85%死ぬってこと。









85%ってことは半分以上が死ぬってこと。









私はその15%に入る?







…それとも85%に入る?







どっちに入るかなんてわからなかったけど、










…絶望しかなかった。