2人共制服を着ていて、ぱっと見高校生って感じ。
…あ、双葉東高校の制服だ。
そういえば私、ここに行きたいなとかぼんやり考えてたな。
『結局、行けなかったけど…』
誰にも聞こえないことをいいことにボソッと言ってみる。
別にぼんやり行きたいな、程度だったけどね!
「ていうか恵、奏多たちは??」
「奏多?ああ、真奈が全力ダッシュするからばててたわよ。今頃病院に入ったくらいじゃない?」
「え、あれぐらいでバテるとかありえんてぃー!」
顔を歪ませる真奈ちゃん?に笑う恵ちゃん。
「真奈!恵!はやい!」
「「奏多たちが遅いだけ。」」
突然ガラッと扉を開けて入ってきた3人組の男の子。
「徹が遅かったんだから!」
「そんなこと言ったら奏多だって走るのやだって言ったじゃん!」
「あれ、紗葉は??」
“徹"と呼ばれる背の高い爽やかな男の子に、
背の低い可愛い系の“奏多”っていう男の子。
あと1人の名前は…、なんだろ。
みんなと喋ってるその男の子を病室の端で観察する。


