「ん?何か言った?」
「いや…別に。」
どうやら聞こえなかったみたい。
…よかった。
「あ、そういやメイド服どうしよー…。」
「え?買わないの?」
「うちの学校ほんと特殊なの。服とか自分たちでつくんなきゃなの。」
「え…デザインとかは??」
「それも自分たちで1から〜」
そんな嘘みたいな学校…あるんだ。
「のに、俺らのクラス絵上手い人いないからひどい服になりかけたんだよ?」
「…そうなの?」
「うん、一応クレープ屋さんの制服を描いてみたらひどすぎて急遽お化け屋敷に変更するところだったらしい。」
そう言って苦笑いする彼。
「そんなひどかったの?」
「うん!」
「いやそこ胸はって言わない。」
笑いながら言う彼がおかしくて、
私もつられて少しだけ笑ってしまった。


