その後。
1時間くらいすると、ドドドドドというものすごい足音とともに
「紗葉!メイドカフェに決まったよ!」
なんていう彼の声が病室に舞い込んできた。
「…勝手に入ってくんな。」
「相変わらず冷たいなー。まぁ、メイドカフェに俺らの出し物決まったんだからいいでしょ♪」
なぜか彼の明るさっていうか能天気さっていうかがこの1時間でパワーアップした。
…なんで?
「みんなメイドカフェ乗り気だったよー♪」
「まさかほんとに決まっちゃうんだ…」
「俺らの学校基本的に自由だからさ。」
“カフェで何出そうかなー?”なんて言ってる彼に聞こえないように、
「いいな…」
ボソっと呟いた。
やっぱり…羨ましい。


