それから、色んな花火をして。
時間があっという間なくらい楽しかった。
多分、私ずっと笑ってた気がする。
「やっぱ最後は線香花火でしょ。」
「それな!」
恵ちゃんに、即同意した真奈ちゃんがほいほいとみんなに線香花火を渡してくれた。
「…最後、か。」
…、これで本当に最後。
「ねーえ!誰が1番線香花火長く付けてられるか勝負しよ!?」
「出た。真奈、絶対言うと思った。」
「いいじゃん、誠もやるでしょ?」
「どうせ、強制じゃん。」
「当たり前。」
なんて会話にその場にいたみんなが笑う。
「じゃあみんな公平にするため、全員同時に火付けてね!…じゃ、いっくよーん!スタート!」
真奈ちゃんの言葉と共に光り輝く線香花火。
…綺麗だな。


