「はい、到着〜。」
それからお祭りからしばらく歩いて、
薄黄色と白をベースとした、一軒家のすっごい可愛い家に着いた。
「ここが恵ちゃん家…??」
「そうだよ。」
笑ってそう教えてくれた真奈ちゃんに頷いて、恵ちゃん家をもう一回見る。
やっぱ綺麗…。
「恵、ライター持ってきてー。こっちロウソクとか準備しとくから。」
「分かった。ちゃんと誠、奏多見張っててよ!?」
「はいはい。」
うわー、あれ絶対見張らねえわーとか言いつつ、家に入ってた恵ちゃんに、
知らず知らずのうちに顔が綻んでる私も私だな、とか思う。
「てかほんと冬はすぐ暗くなるね。」
「まあそんなもの。はい、紗葉ちゃん。」
「あ、真奈ちゃんありがとう」
手渡された花火は至って普通の手持ち花火。
花火なんて、何年ぶりだろう…。


