「紗葉ちゃあああああん!」
大きく手を振る真奈ちゃんに笑って手を振り返す。
真奈ちゃん達に合流するころには目の赤みはおさまってて、泣いてたことには気付かれなかった。
「ねーねー、紗葉ちゃん!花火しよー!」
「花火…??」
「奏多が徹に射的で花火セットを取らせたの。見事に当たっちゃって、」
恵ちゃんがそう言うと花火セットを見せてくれる奏多くん。
「楽しそうじゃん!?」
「うん、…やりたいかも。」
「やったあ!誠は!?やるでしょ?」
「もちろん。」
よしっ、なんてガッツポーズをする真奈ちゃんを見て、携帯を取り出す。
一応橘田先生に遅くなるって言っておこう。
「でも、まだ明るいでしょ。奏多はやる気満々だけど。」
「今、真冬なんだからすぐ日沈んじゃうよー。」
「それもそうか。どこでやる?」
「恵ん家!」
真奈ちゃんが待ってました!とばかりに恵ちゃんの家を推してくる。
「あー、うん。恵の家が1番紗葉の病院にも近いしね。」
「それに恵ん家庭広いし!」
「うーん…、まあ、いいけど。」
誠、徹くんも肯定すると、渋々?のように許可出す恵ちゃん。
恵ちゃんのお家…、ちょっと行ってみたいかも。


