「え、私も行く!」
空になった焼きそばのパックを持つ誠にそう声をかけるけど、笑って「大丈夫」って言われる。
え、でも…さすがに、悪いし。
「いいの、いいのー、捨てに行くついでに飲み物買いたいから。」
「そう…、なの?…いや、でも。」
「大丈夫だって!ちょっと紗葉はここで待ってて!」
そう言い残して走っていった誠の背中を見つめると、
…、なんか急に胸が苦しくなって泣きそうになった。
…知ってるよ、この感情が何なのかも。もう分かってるよ。認めたよ。
でも、私はそんな感情持っちゃいけないから。
…私はそんなことさえ、許されないから。


