「ていうか、紗葉ー。呼び方なんで疑問系だったの?」
「…だって呼び慣れてなかったから。」
「誠くんじゃなくて“誠”がいいー!」
ずっと、“彼”としか呼んだことなかったから、なんか…違和感っていうか…なんか恥ずかしい…。
「なんで誠呼び?」
「何でと言われても…、俺が紗葉呼びだから?」
「ああ、…なんか会って2日目で名前呼びになったよね。」
「うーん、紗葉と、話してみたかったから。案の定最初は拒否られたけどね。」
「拒否なんてしてな…!」
…したかも。
「…でもなんか諦められなくて。恵たちがいてよかったーって思うよ。」
「…なんか、ごめん。」
笑う誠を見てたら、急に恥ずかしくなって目の前のりんご飴で顔を隠した。


