怒る彼に笑ってかわしながら恵ちゃんが病室のドアに手をかける。
「みなさん準備はできましたかー?」
「はい!」
ビシッと敬礼する真奈ちゃんに笑いながら、
もう一回カバンを確認する。
…あれ、入れてなかったっけ。
「あ、ごめん、ちょっと待って。」
そうみんなに声を掛けて、さっきまで座っていたベットの隣の机から薬を取り出す。
…危ない、忘れるところだった。
「うん、ごめん!大丈夫!行こう!」
袋に入ってる薬をカバンに入れて言うと、
「…うんっ、行こう。」
少し不安も混じってるような彼の笑顔が返ってきた。


