キミと出会えた奇跡







「もうっ、やっと冬休みだってのにー、ダラダラしたーい。」








さっきまで騒いでた真奈ちゃんがだらけたように椅子に座り込む。








「真奈はこれから十分ダラダラする予定でしょ。」








「そうだけどさー。」









そう言いながらポニーテールに結んである髪を指に絡めて、くるくるいじりだす真奈ちゃん。









「でもさ、遊びたいしー、でもやっぱダラダラしたいしー、っていうこの葛藤ね。」








「勝手にやってろ。」









「黙れ奏多。」










毒を吐いた奏多くんにすかさず突っ込んで睨みあう2人。










「まあまあ、どっちもすればいいでしょー?冬休み、短いって言っても2週間以上あるんだから。」








2人の戦いに、呆れたように恵ちゃんが小さくため息をつく。









「はは、そうだよ、真奈。欲張っていいんだし。」








恵ちゃんが言った後、徹くんが爽やかに笑うと、その場の空気がなごんだ。








…主に真奈ちゃんと奏多くんが睨み合いをやめたからだけど。