「…おはよー。どこ行ってたの?」 「あー、外の自動販売機で飲み物買ってきた。はい、紗葉、水。」 ん、なんて言いながらペットボトルの水を差し出してくる彼。 「…え、私お金払うよ!」 机にかけてあるバッグに手をかけようとすれば、 彼の手にそれを制される。 「いいって。俺が勝手に買ってきたんだし…、何買っていいかわかんなかったから水になっちゃったけど。」 「でも…」 「でも、とかじゃなくて、…ありがとうがいい。」 「……ありがとう。」 お礼を言えば“どういたしまして”って彼が笑う。