キミと出会えた奇跡







「美由紀が死んでからなんども死にたいって思った。





なんで私なんかが生きてるんだろうって。





どうせもうすぐ死ぬのにどうしてって。





でもその度に美由紀との思い出が邪魔するの。





美由紀の言葉を思い出して踏み止まっちゃうの。






…どんなに死にたいって思ってもやっぱり生きたいの!





美由紀だって生きたかったはずなのに…





私なんかよりずっと長く生きれたはずなのに…





私なんかよりずっとずっと生きたかったはずなのに!








私さえいなければ美由紀だって…!






真奈ちゃんだって、私のせいで…





また私のせいで大切な人を傷つけちゃう…





せっかくまた出来た大切な人たちが不幸になっちゃう…






私さえいなかったら…!」







色々な思いが出てきて混ざり合って…、夜中だってことも忘れて泣き叫ぶ私の言葉を止めるように、










彼がグイッと私の腕を引っ張った。