美由紀の名前を出した途端、彼は目を少し見開く。 「その子は両足の複雑骨折で入院してたの。黒髪のミディアムヘアですっごく明るくて笑顔が可愛い子だった。入院生活はすっごく退屈で。その時、その子が話しかけてきてくれたの。」 『あなた、名前は?私、今井美由紀。よろしくねっ!』 「その子に話しかけられた瞬間思ったの、ああ、この子絶対人生楽しいんだろうなって。」 …あの時の美由紀の笑顔は今でも忘れられない。 すっごくキラキラしてて。私とは次元が違うと思った。