「真奈、うるさい…、他の人に迷惑で、しょ…」
顔を歪めながら起きた恵ちゃんと目が合う。
それとともに見開かれる恵ちゃんの目。
「紗葉ちゃん!よかったあああ!」
その場で微笑んで私のところに駆け寄ってきてくれる。
「紗葉ちゃん、急に気失うから、ほんとこのまま紗葉ちゃんがいなくなったらどうしよって、みんなで心配したんだからああ」
そう言って目に涙をためる恵ちゃん。
「ごめんね、でも大丈夫、がんとか関係ないから。」
「うん、橘田先生もそれ言ってた。きっと昔のこと思い出してこうなったんだって。」
さすが橘田先生…。
綺麗に当たってる。


