そうわかったとたん、いてもたってもいられなくて。 気付けば走り出してた。 …ああ、もう、なんで、走り出すタイミングまで一緒なのかな。 階段を駆け下りて、病院の自動ドアから飛び出せば、 病院の目の前の横断歩道に群がってる人。 その野次馬の中に割り込む救急隊員。 担架を引っ張ってきてその上に、倒れてる人を乗せる。 あの時と違うのは、私が今の私ってことぐらい。 ちょうど担架に乗せられた人の顔は光の角度で見えない。 ー…担架に乗ってるのは誰?