「紗葉ちゃん!ごめんね、待たせちゃった?」
「あ、全然です。」
しばらくそのままうずくまっていたら、お母さんたちがやってきた。
「紗葉ちゃん、お花入れてくれる?」
「あ、はい!」
そう言ってお花を渡してくれる美由紀のお母さん。
黄色と白が中心のほんの少しの花束。
「きれい…」
美由紀っぽい色。
「ふふ、美由紀っぽいでしょ。その色♪」
「…はい。すっごく素敵。」
「そう言ってくれると嬉しいわー♪」
そう言いながら髪の毛を耳にかけながら笑う美由紀のお母さん。
…髪の毛を耳にかけながら笑うその癖。美由紀もよくやってた。


