「じゃあ私たち水とか組んでくるから、紗葉、先行っててくれる?」 「あ、うん、わかった。」 お母さんに言われて、美由紀の所まで1人で歩き出す。 「…美由紀。来たよ。」 何回もここに来てると、…さすがに見つけるのもはやくなっていく。 目の前には、“今井家”って書かれてて。 …美由紀の名字。