そのまま外へ出ると、空はさっきよりも青くて。 「…今日はいい日だったな。」 心の底からそう思った。 「紗葉!ごめん、待った!?」 そのまま5分くらいぼーっとしてたら、彼の声がきこえた。 「ううん、全然。」 振り向けば彼の後ろに恵ちゃん達がいて、 「帰ろう。」 「うん!」 自分でもわかるほど顔が綻んだ。