トントン 「はい。どちら様?」 一瞬、ドアをノックする手が止まる。 びっくりするくらい、澄んだ声。 「えっと…朝日奈です…」 「どうぞ、あいてます。」 「失礼します…」 その声に恐る恐る病室にはいると足に包帯をまいた美少年が微笑みながらこっちを向いていた。 「お隣さんが来てくれるなんて嬉しいです。」 そう笑いながらいう彼がとても眩しくみえる。 生きることに絶望してる私とは違って、 彼の目は希望に溢れていて。 思わず、目をそらしてしまった。