“誠!きたよ!” 相変わらず聞こえる声にまた嫌いな時間が始まったんだと悟る。 「最悪…」 一言そう呟いて、ベッドを叩いた。 伝わる、振動。 きこえてくる声。 嫌い、嫌い、全てが嫌い。 こんな体もこんな病気も。 こんな自分も。