「なーに泣いてんの?」






「・・・え・・・」








急に話し掛けられて振り向くと、


クラスメイトの山笠くんがいた









「山笠くん・・・」



「あれ、秋川は?」



「・・・いないよ。」









痛いとこついてくるな・・・


今は望くんの話し、
したくないのにな・・・








「・・・じゃあ俺と一緒に過ごさない?」







秋川いないなら、
と山笠くんは笑う。






誘ってくれたのは、
すっごくすごく嬉しい。






でも今は一人でいたい気分なの。