自分のブレザーを
私にかける
「・・・あの時、ムカついてて。相手がここの奴らだ、って分かってたけど・・・」
素直に助けてやれなかった、
と顔を歪めて話す秋川くん
「やばい奴らだ、って後から考えて思い出して・・・・・・したら、あいつからメールきて・・・」
「・・・ん・・・あいつ?」
ん、と自分のケータイを差し出して
メールを見せてもらう
「・・・・・・優輝・・・」
"歩花が帰ってこねぇ。歩花になんかあったらお前ぶっ殺す"
「お前が絡まれてんの見てから1時間くらい経ってたから、やばいとおもってさ・・・」
腕時計を見ると
もう23時になっていた

