私達はお互いを知り合い、本当に信頼できる友達になった。
 
 それからは一緒に卒業旅行に行ったり(温泉無し)

 岡田先生に事情を説明して先生の田舎に行ったり(お嫁さんは美人で表情豊か)
 
 後輩作ったりして相変わらずオカルトを追い求めて行った。

 そして桜満開の卒業式。

真奈美
「見て友子、岡田がまたこっち見て右手あげてる」

小山
「あれ、だから笑ってるのサインなんだって」

真奈美
「うそー」

 私は卒業式が終わると真奈美に夜の打ち上げには参加するからと言って自転車で走った。

 鬼社に入るとアヤメさんとタタミちゃんが笑って出迎えた。

 そしてあの幽霊部員も

 二人にも私から手作りの卒業証書を渡してあげた。
 
 谷口は「高校中退はダサいから助かった」といい

 荒木は「卒業はしない、決して女子高生が好きな訳じゃない」と笑った。

 この時撮った心霊写真は今でも私の机に飾ってある。

 真ん中に私、両端に鬼火

 私の横には卒業証書を持った白いモヤが2つ笑っていた。
 

 ー完ー





 

 ここまで読んで下さり有り難うございます。
 
 実は谷口と荒木は幽霊というか妖怪でした。

 読み返すとチラチラヒントがあります。

 途中で気付かれた方もいたとおもいます。

 最後まで読んで頂き、有難うございます。