「美麗、どうかしたのか?」



こういう不安な時に限って


彼は、優しい声で話してくれる





今までこの声に何度も


安心してきた




「うん、ちょっとね」



そう言って笑う





すると手をグッと引かれ


いつの間にか起きている


彼の隣に座らされる