変わらず ヘラヘラと笑っている千秋君 教える気は ないってことかな 「どーだろ〜ね〜」 やっぱり 誤魔化すのね ふふっ やられっぱなしは、 性に合わないから ちょっと揺らそうかしら 千秋君の耳元で コソコソと話す 「 ねぇ、千秋君。 千秋君ってさ ……」 外の桜の気が揺れ ザワザワと音が鳴る 視界には ハラリハラリと 散って行く桜の花びらと 驚いたような顔をしている 千秋君 そんな彼を残し 図書館を出て行った