さぁーてと
行きましょうか
大通りに出て
タクシーを捕まえて
繁華街の裏で降ろしてもらう
運転手の男性に
名刺を渡され
受け取る
ドアを閉めて足速に
BARへと向かう
名刺は、見ることはないだろうけど
ここで捨てるわけにもいかないから
鞄の内ポケットに入れておく
これなら、無くすこともないだろうしね
その途中
歩きながらふっと視界に入った
店のガラスをみて
はぁー
深いため息が出る
この外見
もろREIの時と同じじゃない
今更、変えられないから
下を向いて小走りで向かう
懐かしい彼らと会えるのが
楽しみで
無意識に足が速くなってるわね

