「ふふ、久しぶりね疾風 」
「あーうん。久しぶり 」
それだけ言って
あたしから視線をゆっくりと逸らす
そして
目を見開き
この子は、誰?
と
視線をあたしに向ける
そっか、
前あった時からかなり
空いてるものね
「蒼斗、自己紹介して?」
疾風の目を見ながら
「 蒼斗です。 」
それだけ言って
ペコリ
軽く
頭を下げる
「疾風、蒼斗は、あたしの息子。
今は、小6でアメリカに住んでる」
「あー、やっとわかったよ。
でさ、美麗 丁度リング完成したんだ」
「それを取りに来たのよ。明日から、蒼斗もアメリカに戻るから早めに渡してあげたいじゃない?」

