「ふ~ん。それさ本心~?」
「本心よ。でないとこんな事しないわよ」
「どーせ上の奴に言われてるからだろ?」
「別にそう思ってもいいわ。けど悔いのない生活送ってほしいからかしら」
仲間がいるんだから
いい思い出ぐらい作ってほしい
色んな事経験して
知ってほしい
「何で俺らに構うんだ?」
「担任だし、それに何より君たちには、知ってほしいから」
自分を見てくれる人がいること
大切にされてること
仲間がいること
全部知ってほしい
「こんな奴はじめだ、面白いな」
それは、
思ってても言うものなの?
「ほんとだよな」
「自己紹介しましょうか。僕は、若宮 棗」
棗君
「俺は~、川崎 千秋。 よろしくね~」
千秋君
「俺は、永田 雄太だ」
雄大君
「俺は、有明 隼人」
隼人君
あたしもね
「高嶺 美麗よ。よろしくね棗君、千秋君、雄太君、隼人君」
「先生は、何んで此処出身なんですか?」
「直球ね。
友達が、半ば強制的に。
でも 楽しかったかな今となっては、いい思い出よ」
「ってことは、不良だったのか?」
「ふふ、そうだったかも知らないわね」
「生徒に美麗ちゃんって呼ばれてんだよな~」
「そうね。 貴方たちも、好きに呼んでくれればいいよ」

